大きな荷物を持っていても楽に通行できる自動ドア。バリアフリーとしての機能もあり、高齢者や障がい者等の通行も容易になるので、多くの商業施設やマンションエントランスなどで導入されています。しかし、自動ドアの事故は毎年一定件数報告されており、便利さの影に危険性が潜んでいることも管理者は把握しておかなければなりません。特に自動ドア事故の被害者として多いのは子どもや高齢者です。自動ドアに挟まれてしまったり、ぶつかってしまったりして、打撲や骨折などを負うことが多いようです。利用者の不注意でそのような事故が起こることもありますが、自動ドアの故障が原因となることもありえないことではありません。たとえば、開くと思ったドアがまったく開かずぶつかってしまった。勝手に開閉を繰り返すドアに挟まれてしまった。そのような事故が起こった場合、損害賠償が発生する可能性もあります。そんな事態を防ぐためにも自動ドアの定期メンテナンスは重要です。センサーは正常に作動するか、異物は詰まっていないかなどを定期的にチェックすることで、もし異常があった場合にも早急に対処することができます。自動ドアの定期メンテナンスを行っている業者であれば、自動ドアの修理も大抵の場合は可能です。事故を未然に防ぐためにも、定期メンテナンスを今まで行っていないのであれば、まずは自動ドアを扱う業者に相談してみることをおすすめします。