回転自動ドアと聞くと、過去起きた事故を思い出す方も多いと思います。
大阪府内にある某ビルの正面玄関入り口に、回転式の自動ドアが設置されていたのですが、そのドアに挟まれ人が一人亡くなってしまいました。
自動ドアには、しっかりと人を認識するセンサーがついており、そのセンサーの故障等が原因では無く、ビル側の人間が自動ドアのスピードを上げ効率をよくしようとし、安全センサーの反応距離を短くしたといいます。
こういった行為により、回転自動ドアへの恐怖心が浴びせられる事が多くなりました。
ですが、実際の回転自動ドアには、しっかりとした安全装置が搭載されていて、閉まりかけているドアに人が飛び込んだとしても、人を感知したらすぐにドアが停止されるようになっています。
さらに、回転自動ドアには普通の自動ドアに比べていくつかのメリットがあります。
室内側と外側の二箇所に開閉口があり、常に片側の開閉口を塞いでいる状態で回転しているので、外気が直接室内に入ることも無く、天候の影響を受けることがまずありません。
さらに、冬の冷たい風や夏場の熱風が入り込む事を防止している事から、室内の空調設定を、必要以上な温度に設定する必要もなく、省エネにも繋がります。
そして、ホコリやチリ等を入れ込む事がないので遮断性能を有しているという面も持っています。
また、建物の構造によって、吹き抜けなどがある場合、室外の温度差が生じて、気圧にも大きな差ができ、上昇気流が発生して、建築物内にあるドアが開きにくいというトラブルも発生しやすいですが、自動回転ドアは入口で風邪の吹き込みを抑止するために、安全でスムーズな、ドアの開閉が出来るのです。
こういった、特性を利用して、回転式自動ドアを活用するためにもしっかりと、安全面をきにして、細かいメンテナスと利用者への注意をうながす事が大切だと思います。