「自動ドア施工技能士」と言うのを知っていますか?
これは、国家資格である技能検定制度の一種で、
自動ドア施工に関する知識や、実技試験に合格した人を指しています。
厚生労働省が所管する国家検定合格者に与えられる資格で、
全国の職業能力開発協会が窓口で対応しています。
受験は、必要な要件を満たせれば必ず受験する事はできます。
この実技試験は都道府県知事が実施され、
級別としてはそれぞれ1級・2級があります。
1級の試験内容は以下の通りです。
まず、試験用の台に設置された自動ドア装置の取り外し、指示書の示された方法で分解して、再度組み立てた後調整をします。
次に、アルミ版の切断・穴開け・タップの加工・組み立てをし、指示通りにシーケンス回路を完成させます。
2級の試験内容は以下の通りです。
最初に行う自動ドア装置の取り外し等は1級の内容と同じです。
次に行う内容もアルミ版の切断から組み立てまでは1級と同じですが、組み立てた後、部品の取り付けを行います。
こちらの試験時間は、1級のアルミ版と比べて約1時間早いです。
試験の内容を難しく思う人もいるでしょう。
でも、国家資格としては易しいほうなので、合格率は70%と高いです。
ただし、受験に関する情報は少ないので、過去問を入手して学科対策を行う必要はあるでしょう。